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整体院と鍼灸院の違い

鍼灸院とは、その名の通り鍼(ハリ)や灸を使った施術を行う専門のクリニックのことです。鍼灸自体が独特の方法あるため、手技療法である整体との違いは明らかですが、違いというよりも鍼灸・整体院としてどちらも行っているクリニックも多く、それはどちらも東洋医学の考え方に立脚した健康法であることが理由の一つとしてあげられます。気の流れやツボなどといった東洋医学独特の考え方のもと、現在の症状を改善するだけではなく、人間の持つ自然治癒力を引き出して病気を予防しようとするなど、その考え方に共通するところは多くみられます。
具体的な鍼灸の方法は、経穴といわれる体のツボに細い金属の針を刺したり、もぐさを燃やした熱で刺激を与えたりすることです。昔から行われていた東洋医学の一つといえる鍼灸ですが、最近は科学的にもその効果が認められつつあり、病院に鍼灸外来を併設しているところもあります。どちらかというと灸よりも鍼を用いることが多く、鍼灸院に行くと問診の後症状や体の状態をチェックしえ鍼灸を行うのが一般的です。鍼灸に使う針は、直径0.1~0.3ミリと非常に細いので心配するような痛みは全くありませんし、最近は多くの鍼灸院が使い捨ての針を利用しているので針の使いまわしによる感染症などの心配もありません。WHO(世界保健機関)でも多くの症状に有用性が認められており、神経痛やリウマチ、腰痛、胃腸炎、貧血、更年期障害をはじめとするさまざまな病気に何らかの効果が認められています。ただし、きちんと効果を得るためには腕の良い鍼灸師の施術を受けることや、自分の体質なども影響するので、かなり効果に個人差があることも否めません。
鍼灸師になるためには、専門の学校で学んだあと国家資格に合格する必要があります。ただし、国家資格が必要だからと言って必ずしも医療行為として認められているわけではなく、健康保険を利用するためには医師の同意書が必要だったり還付方法の問題などもあって、実際に健康保険を適用している例は非常に少なくなります。鍼灸院では基本的には自費で施術を受けるものを思っておいたほうがよいでしょう。

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